現在の仕事内容を教えて下さい。
当社の東日本地区で唯一の物流拠点である東日本商品センターで出荷、回収のための配車をコントロールしています。お客様にとって必要なレンタル商品を安全かつ効率よく配送するために、自社、協力会社の様々なトラックの配車のプランニングをおこなっています。
配車のプランニングは、様々な要因を踏まえた上でベストなものを考えねばなりません。その要因を少し紹介します。
<積込み商品の形状>
エイトレントが扱う商品は実に多様で、大きさや重さはもちろん、形状も様々です。すべてを箱にいれると、形状は均一になり、トラックの積載数計算は早くなりますが、その分無駄なスペースがでるので、立体的に商品をどう積み込めば、より多く積み込めるのかを考えねばなりません。
<納品先駐車スペース等の状況>
納品先の駐車場の高さ制限などの条件も踏まえて考えないと、実際にトラックを納品現場から遠いところに置かなければならないという非効率を発生させてしまいます。事前にセールス部門と打ち合わせを行い、当日の現場状況を正確に把握することが大切です。
<ドライバーのスキル>
ドライバーはただ、商品を配送するだけではありません。上記の積込み量を最大限にできるスキルが必要で、更にドライバーは商品の設置まで行いますので、納品物量や作業内容、現場の状況を踏まえてドライバーを選択する必要があります。また、私自身が納品先に行ってドライバーの作業態度やスキルを確認することもあります。ドライバーはエイトレントの代表として日々お客様と接しているので、細かい部分まで監督をする必要があります。
<ルート設計>
効率の良い経路を設定する事が必要ですが、単純に最短経路で固めれば良いというものではありません。エイトレントでは商品の回収もありますから、回収した商品を積み込めるスペースの計算、それぞれの納品現場でかかるであろう時間、そして、お客様による時間指定、これらも考えてルート設計をする必要があります。
<日々変わる、納品現場と商品>
日々、様々な案件があり、納品現場は同じでも商品の内容や物量、作業時間が異なります。よって日々の状況に応じて、配車プランを考えていかねばなりません。
また、セールス部門からの配送に関する相談の窓口としての役割も担っています。実際の出荷、納品、回収では予期しないトラブルも発生しますのでトラブルシューティングも重要な任務と考えています。
仕事のやりがい・面白いと感じるときを教えてください。
いかに多くの案件に対応ができるか、いかに効率よく配送をおこなうことができるか、量と質の両方が重点課題です。当社ではご注文いただいたレンタル商品の搬入作業や設置作業も承っています。事前にそれぞれの配送案件における交通事情や注意点などのリスクを調べ、トラブル発生の可能性を想定して、スムーズな作業ができるよう準備することに、配車担当として特に責任を持って取り組んでいます。徹底した準備を経てお客様にとっての“当たり前”を創っていくことがこの仕事のやりがいです。
苦労した話や失敗談は何ですか?
配送するトラック便やドライバーを確保できないときは苦心しますね。
繁忙期はトラックの確保が難しくなる傾向があるので事前にいろいろな対策を準備しますが、自然災害が発生した時などは、繁忙期以上にトラックの確保が難しくなり、大変苦労します。
トラックが確保できない=配送が出来ないことになり、お客様にレンタル商品をお届けできないという事は、お客様からの信頼を失うという事に繋がるからです。
あとは、急な変更への対応です。物量、納品先、時間が急遽変更や追加されることがあります。一度固めた配車プランを再考し、迅速に最適解を出す事は苦労するところでもあり、腕の見せ所でもあります。
エイトレントのここが(この商品が)面白い!を教えてください。
当社では、全国各地の大学で開催される学園祭のサポートをおこなっています。
最近は春と秋に分散してきましたが、やはりメインの秋シーズンは多くのご依頼をいただいており、私の所属する東日本商品センターは、整備も出荷も配車も大忙しです。タコ焼き器やかき氷機などの学園祭グッズを通じて、学生のみなさんに一時的に必要なグッズや一年に一度しか使わない学園祭ものは、レンタルというスキームが世の中にはあるんだよということを覚えておいていただけることはとても大事なことだと思っています。
入社してから「成長したな・変わったな」と思うところはありますか?
入社当初は「自分が~」という主語が常についていたと思います。セールス部門でのコーディネート業務、そして現在の配車コントロールの業務を経験し、自分の業務や発言内容は常に全体を意識したものに変わってきたと感じています。仕事は一人の力では成り立っていないことを学んでくることができたことが、自分にとって成長を実感します。
仕事の中で大切にしていることはありますか?
「予測すること」です。
場当たり的な対応をしてしまうと後々業務が複雑になり、無用な混乱に繋がってしまうことが多いと思います。混乱は多くの方の業務に影響を及ぼしてしまいます。影響が大きいと自分の力だけでは解決することができなくなります。
「こうしたらこうなるだろう」と予測して行動や発言することは、自分にとってはもちろん一緒に働くみなさんや会社にとっても、そしてなによりもお客様にとっても大切なことだと考えます。
今後の目標は何ですか?
今期の配送効率、コストに関して過去最高の結果を出すことです。
一日のスケジュール例を教えてください。
- 9:00
- 朝礼(ラジオ体操)
- 9:15
- 翌日分の配車の組み分け調整
- 11:00
- 当日分の配送情報の確認と情報共有
- 12:00
- 休憩(ホッ)
- 13:00
- 2日後の配車の組み分け調整
- 15:15
- 翌日分の配送についてドライバーとの打ち合わせと配送情報の確認と整理
- 18:00
- 退社