自転車の整備

自転車の整備

社内整備基準マニュアルのTeachme-Biz版を作りました。

QRコード

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タイヤの溝をチェックする。

すり減ったタイヤでは出荷できません。溝がしっかり有るか確認しましょう。

もちろん前輪も確認します。

手でタイヤを回転させながら溝の確認をします。何か挟まっていたら取り除きます。

タイヤの側面も確認します。

ひび割れが有るものはすぐパンクしたりチュ-ブが劣化します。タイヤ交換が必要です。空気圧もしっかり確認してください。空気不足はチューブを痛めてパンクしやすくなります。 虫ゴムも定期的に交換しましょう。

ひび割れ!!

タイヤ側面にひび割れが入っています。これは出荷できません。

後輪ブレーキの確認

ペダルを回して後輪を勢いよく回します。

制動確認!

左ブレーキレバーを強く握り、後輪がきちっと止まるか確認をします。

後輪ブレーキの効きが緩いときは調整します。

後ろブレーキワイヤーを固定しているナットを緩めます。

後輪ブレーキ調整

レバーを左に動かしたままブレーキワイヤーを引っ張ります。
そのままナットを締めると、ブレーキレバーの反応が速く強くなります。ブレーキが効きすぎるようだと、少し緩めてください。

前輪ブレーキの確認

このようなスタンドが有れば便利です。無ければ持ち上げたまま車輪を回転させます。

制動確認

右ブレーキレバーを強く握り、前輪がきちっと止まるか確認をします。

効きが緩いときはまずパッドを確認します。

摩耗して厚みが無い場合はブレーキパッドを交換します。ナットを緩めて外すだけなので簡単です。しかし、新たに取り付けるときはパッド全体がリムに当たるよう調整して固定します。

※ブレーキの効きが良い場合でも、パッドの摩耗は確認しましょう。

パッドが摩耗していない場合・・

前輪ブレーキのナットを緩めます。

前輪ブレーキ調整

写真のように人差し指と親指でナットを挟み間隔を狭めてナットを締めます。再度、車輪を回して効きを確認して効きすぎるようだと緩めてください。

サドルの調整

サドルの固定を緩め高さや向きを調整します。特に乗車中に下がらないよう固定はしっかり強めに行います。

ペダルの確認

回してみて何か引っ掛かる感じ、とても重い、異音がする場合は出荷できません。逆にも回転させて空回りがスムースか確認します。

ハンドルが正しく装着されているか確認する。

ハンドルを自転車の車体に対して90度にしたとき前輪が真っ直ぐかどうかを確認する。

ハンドルと前輪が垂直になっていない場合・・

ナットを緩めてハンドルと前輪が垂直になるよう調整して固定する。この場合も一度緩めると再発しやすいので、しっかり締めること。

ライトが点灯するか確認する。

前輪を持ち上げて車輪を回転させ点灯を確認します。点灯しない場合、球切れが原因である場合が多いので球を確認する。

ベルの確認

鳴らしてみる。擦れたような音がする場合は鐘の部分を外して
中で何か接触物がないか確認する。修理不能は交換する。

タイヤのブレの確認

タイヤを回してみて、まっすぐに回り続けるか確認する。
ブレて回る場合は出荷できません。

鍵の確認

鍵が付いているか確認する。2個ある場合、1個は保管する。

鍵が掛かるか確認する。(施錠)

レバーを押すとスムースにロックが掛かるか確認する。

鍵が外れるか確認する。(解錠)

鍵を差し込んで回せばスムースにロックが外れることを確認する。

防犯登録の確認をする。

防犯登録のシールが貼り付けてあるか確認する。無ければ車体番号を記録し、新たにシールを貼付する。

前カゴの確認をする。

ガタ付が無いか確認する。特に網の破れはケガにつながるので
交換する事。

荷台の確認をする。

グラ付き、異音がしないか確認する。

注油(前輪)

前輪のベアリング部に注油する。
目印に青いテープを付けました!!

注油(ペダル①)

ペダル付け根に注油します。

注油(ペダル②)

この部分にも注油しましょう。

注油(ハンドル)

写真部分は油が垂れるので注油後は拭き取りましょう。放置すると埃で黒くなります。

注油(後輪)

このタイプは右側面から注油できますが、左側面からは極めて注油がしにくいので異音がしない限り、割愛してもよいでしょう。

注油(前ブレーキ)

左右が交差するパーツは擦れ合うので注油するとブレーキ操作が軽くなります。

全体を拭きあげる。完成!

濡れたウエスで全体を拭き汚れを取る。タイヤとリム、スポークなども汚れを取ると見違える。整備後はサドルを逆方向にして整備済として見分けやすくする。

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